CLIE(SONY) (Another) を買ったそうで、NetNewsの偉いひとに自慢されました。ぁぅ。 カラー版買ったそうで、もう自慢したくてしたくてしょうがなかったんだとか。ぅぅ。 夜中に電話しようかと思ったけど流石に自粛したんだとか。ぉぅ。 でも彼によると「つかえない」らしいです。一番の使えないポイントは 「バックライトが無い」だそうで…muchyレビュー によると 電源を2秒程押したままにすると点灯する んだそうですが、全然明るくないのだそうで2chでも大不評だとか? ジョグダイアルもあまり使わないみたいです。あれは片手で全部できる様に なるのが偉いのだと思うけど。で「初心者向けじゃない」んだとか。 「素人にファイル管理をやらせるな」だそうです。SONYというブランドが 発売したことで、何も分かってないユーザが飛びついて「使えない」 ってなるのを懸念していました。 彼は長いことザウルス ユーザで、どちらの長所も短所も知り尽くしています。 私がザウルス自体を使ったことがなく、 あまりつっこんだ比較ができないので議論になるとどうも分が悪そうです。 確かにPDAとして使うには、全てが元から入っていてその操作手順を覚えればいい ザウルスはかなり便利だと思います。液晶も320x240dotと十分な大きさがありますし。 確かにPalmの160x160dotってのは漢字文化圏には狭すぎです。 電池の持ちもザウルスは連続30時間程度はあるので、 普通に使うには問題ないのだとか。
どうもこういう機能比較勝負になるとPalmは弱そうです。 最初は携帯性の良さ、電池の持ちの良さをアピールしようかと思ったのですが、 大きさ、重さ比較もザウルスが2cm程長いだけでそんなに大きい差では無さそう。 値段もザウルスはグレードによるのですが、同程度のものも発売されています。 アメリカではWindowsCE vs Palmってことになっていて、大層ごてごてと高機能 なCEマシンよりはシンプルなPalmが売れるのも分かる気がします。 でも日本にはザウルスがあって、 「電子手帳」以来の系統で確固たる地位を占めています。 ザウルスのWebページを見ても 簡単です とか利点満載です といったページ構成で「簡単便利機能満載で買って損無し」の 日本的な家電CMの雰囲気があります。対してPalm Computing K.K.での宣伝は シンプルそのもの。 日本IBMでも このくらい。 大丈夫なんでしょうか?どういう戦略でシェアを延ばすのか?を考える場合、 ごくごく平均的なビジネスユーザ像を仮定してそこにどうアピールするか? は結構な問題だと思うですが。
Palmはユーザがパソコンを持っているのが前提で、 それ自体で全部やることは不可能です。 ザウルスは最近でこそパソコンとの連携が強いですが、歴史的に全てを一台 の中で完結させられる強さがあります。ふむ。どうやらこのへんに 何故Palmがいいのか?の議論で勝機がありそうです。 Palmは「無いことの利」が最大の特徴となっていて、 文字認識は半分ユーザ任せで簡略アルファベット表記を覚えないといけません。 文字と数字を書く場所も別ですよ。MPUもかなり遅いです。この「禅」っぽい 哲学は開発側もよく認識していて、電池の持ちにはかなり気を配るみたいです。 で小さくて軽くて応答性が速くて電池の持ちが長いってのは確かに良いと思います。 だいたいアメリカ人って「シンプル」って言葉好きですよね。単純なものが より優れているという哲学はあるのかもしれません。 でもこれは対WindowsCEマシンで論戦する時に強調すべき点で、 ザウルス相手にはちょっと違う気がします。
私が思うに一番違うところは完結してない っていう所じゃないでしょうか?ザウルスはSHARPしか作っていないのですが、 PalmはOEMも含めて複数の会社から色々な亜種が発売されています。 シェアが広がってきたから他社も参入してきたってのは、 あるのかもしれないのですが。内部情報も殆ど公開されています。 開発者には無料の開発キットが公開されています。つまり相乗りできるのですよ。 昔PC/AT機が流行って現在のPCに落ち着いたのは開発情報が公開されていたからです。 「それ」に合わせることでより多くの人が買ってくれることになるわけです。 ザウルスではザウルスに合わせておけば…という標準はありません。SHARPの一人勝ち で、他社には参入の余地はありません。その結果市場シェアは小さくなります。 どうもこのへんに秘密があるかもしれません。
私が買うもっと大きい理由は「遊べる」ってところです。 どうもいい加減な言い方の様ですが、自由度が高いというべきでしょうか? 色々なソフトがユーザに開発されています。標準で付いてくるものより良いものが メモ帳、予定表、ToDo、全てについて存在するでしょう。 OS自体もhackと呼ばれる機構で動作の変更が可能になっています。 全て自分の思うように変更できます。 まあ全て思うように(開発)するには技術力がいるので不可能ですが、 開発キットは全て無料で公開されていますから潜在的には持っている訳です。 そうでなくても、数多くのソフトを選択する自由があるわけです。最近はハード も選択可能になってきています。
ザウルスは便利でビジネス上役立つの間違いないのですが、全てが完結しています。 製品を買ってくればそれで終了なのです。後は個人のデータを入れるだけ。 もちろん追加ソフトをユーザが作成していることは知っていますが。 所詮見せかけの自由なのかもしれませんが、Palmには自由があるのですね。 それはゲームソフトの多さを見れば分かります。 文字入力に関してもPobox等の実験的なソフトが配布されています。 割り勘ソフトや電車の経路ソフトなんて発想は 一社独占の開発では生まれてこない発想です。 最近はザウルスにも搭載されてるみたいですが。 パソコンとワープロ専用機の違いと言ってもいいかもしれません。 全てが完結しているワープロ専用機がザウルスで、自分で環境を作っていかなけ ればいけないパソコンがPalmです。純粋にビジネスで使えればいいユーザはザウルスを 買えばいいと思います。十分な機能を持ったソフトが入っていて損はしないでしょう。 ただ自由が欲しければPalmを選べばいいのです。